2019年10月31日
境界線
ここまではOK。
そこ越えたらNG。
境界線って、必ずあるはずなのに。
当事者となると、その線に気づくことが難しい。
いままで何も構ったことのなかった健康的な若い女性が、周りの大人にメイクの仕方を教わって、みるみる素敵になっていく。
かわいいなぁ、美しいなぁと思っていたら、ある時から、なんだかいじり過ぎていない?行き過ぎじゃないかしら・・ってなる。
恵まれたチャンス。その一つ一つが新鮮でありがたくて。どきどきしながら身に余る光栄だと、感激しながら承っていたはずなのに。
ある時から、なんだか、慣れちゃって、当たり前のように受け流して、「はいはい」・・・ってなったりする。
ほんの少しだけ、このくならいならみんなやっている、この程度は許されるよね、って思っていたことが。
いつの頃からか、越えてはいけない一線からはみ出して、気付いたら、大層いけないことに・・・ってなっている人や状況、よく見かけます。
いま目の前にある、そのこと一つ一つに集中して、100%気持ちを傾けて臨みたい。
本気のマインドフルネス。
今までと比べたり、人と比べたりではなくて、そのこと一つ一つの善し悪しで判断したい。
実際は自分では気づきにくいわけなので、一言声を掛けてくれる人を大切にすることが、境界線を越えないための対策でしょうか。
耳を澄まして周りの声を聴くことにしよう。
2019年10月15日
マスカラ
松本白鸚さん主演のラ・マンチャの男、観てきました。
1969年初演、今年が50周年、松本伯鸚さんは喜寿。
すごいことです。
通算で4〜5回くらいは観ていると思います。
2012年には1200回記念のタイミングでも観ました。
毎回号泣。
ここのところのラグビーワールドカップの試合でも毎回涙腺崩壊。
あの献身的なプレー一つ一つに、漏れ伝わるエピソードに、選手たちのコメント一言一言に。
毎回号泣。
才能のある人たちが、人知れず、並外れた努力を重ねた結果。
そこに心が動かされるんだなぁ。
「あるがままの自分に折り合いをつけるのではなく、あるべき姿のために闘う」
ラ・マンチャの中の一節。
私はずっと、「あるがままが一番」と思っていました。
そも、それは、そこに甘んじて折り合いつけるという意味ではないですね。
あるがままの姿に目を背けることなく、きちんと受け止めて、そこから、目指したい姿に向かって正しく闘いたい。
才能があるわけでも、並外れた努力をしてきた訳でもありませんが。
改めて、与えられた幸運に感謝して、できることを一つずつ実行して、その先、次の一つに向けてチャレンジしたいと思います。
週末は悲しいニュースも流れました。
涙腺崩壊に備えて、マスカラ外して(あるがままの姿)顔ぐしゃぐしゃにしていたけれど。
さ、マスカラつけて(あるべき姿??)、また今日からしっかり気合を入れて働きます。