2020年12月26日
2020年
2020年。
どのような年だったのでしょうか。
2019年は私にとってきらきら輝いた1年でした。
自身の人生の節目の年でもあり、すてきなイベントがてんこ盛り。
そのいずれもが、夢のように楽しいことで。
実は毎年思っているのだけれど、2019年は中でもトップを争う「それまでで最高の1年」と言える年でした。
来年はこのきらきら感を少し落ち着かせて地に足付けた1年にしよう、こんな夢のようなことが当たり前と思ってはいけない、と自分に言い聞かせていた昨年末。
年が明けて2020年は私の想像をはるかに超える大変な1年でした。
私だけでなく、世界中の多くの人にとって、衝撃的な事がらが山積み。
それでも、マイナス面ばかり見ていても姿勢が悪くなる。
仕事納めの今日、背筋伸ばして顔を上げて、1年を振り返ってみよう。
2020年。
研修が軒並みキャンセル、延期という悲しい事態。
それでも、年間250日以上の研修を連続16年と喧伝していたキャッチフレーズ。いつ看板下せるのかと思っていたけれど、コロナが下ろさせてくれました。数じゃないことで勝負しよう。
上半期の売上は前年比8割ダウンという悲惨な状況。
それでも、ここ数年、毎年、新年の誓いに掲げていた「ショッピング・ファスティング」が実現できました。価格のモノサシをぐんと引き下げることにも成功。惰性の買物はやめられそう。
集合研修の開催はほぼ不可能という大打撃な事実。
それでも、長年食わず嫌いで遠ざけてきたオンライン研修デビューが果たせました。やってみたら、これが思っていた以上に効果的で、むしろ受講者との距離が近かったり。改めて、新たなことにチャレンジする意味を知りました。食わず嫌いはやめよう。
いずれも、自らやろうとも思えないことだったし、やろうと思っても実現は難しいことだったと思います。
コロナでよかったとは、到底言えないけれど。
大切な1年。なかったことにはしたくないです。
2020年。
まだ6日間もあります。
背筋伸ばして顔上げて、しっかり終えたい。
2021年。
きっとすてきな1年に。
2020年12月24日
プレゼンテーションのヒント・その2
プレゼンテーションがうまくなりたいという人、たくさんいます。
「1対1ならいくらでも話せるんだけど、大勢の前に立つと急に舞い上がる」という声をよく聞きます。
実際は、大勢の前で話せないという人は1対1でもきちんと話せていないのです。
1対1であろうが、1対多であろうが、基本は同じ。
●誰に何のために話すのか、目的と相手を明確にする
●欲張らずにポイント絞る
●相手の貴重な時間を無駄にしないだけの準備を怠らない
さらに、当たり前のようで、意外と多くの方ができていないなぁと思うことは。
「らしい」プレゼンテーションを目指すことです。
コミュニケーションに唯一無二の正解はありません。
論理的であることだけが相手のYESにつながるわけではないし。
活舌がよいことだけがすてきなプレゼンというわけでもありません。
自分の「らしさ」は何だろう。
相手の心に残したい印象はどのようなこと?
誠実、情熱的、スマート、こちらの立場に立ってくれる人だ、刺激をもらえる、楽しい、あたたかい、朴訥、論理的・・・。
どれも正解。
自身の置かれている立場、役割を考えた上で、イメージとの一貫性を大切に、日頃使っている自分の言葉で、話したい。
等身大の自分に素直に。
ただし、プレゼンテーション=プレゼントです。少しは準備のおめかしをして。
らしくないプレゼンテーションは、自分も居心地が悪いでしょうし、聴いている側も集中できません。
まずは、自分らしさと、目指したい姿を見直す。
プレゼンテーションがぐっと生き生きします。
私も「らしさ」を、今一度、ゼロベースで見直してみよう。
2020年12月07日
プレゼンテーションのヒント
プレゼンテーションが苦手だという人。
かなり多くいます。
それでも、考えてみれば、「得意だ!」と言ってマイク握りしめて弁舌ふるわれても迷惑です。
苦手意識を持ってしっかり準備して臨むくらいがちょうどよい気がする。
ところが。
ながーいこと仕事をしていて、大勢のプレゼンテーションを指導してきましたが、苦手だという人にかぎって準備しなかったりします。
人前で話すと緊張して何を話しているのか自分でもわからなくなるという人。
少なくありません。
それでも、「緊張」は悪いことではないと思っています。
プレゼンテーションは、立場の違う人、専門性の異なる聴き手、多少利害がぶつかる相手に、何かしらの行動を求めて話すわけです。まったくお気楽に話していたら、むしろ、相手は「やる気あるのか」と思うかもしれません。
実際は。
緊張というより、舞い上がっている感じなんだと思います。
うまく話せているか、思い通りの進行になっているか、かっこよく見えているか。
自分中心の目線になると、ほんの少しのことであわてて舞い上がります。
プレゼンテーションは、用意してきたことを話して帰る場所ではありません。
相手の反応、ニーズや懸念を確認する場所。
本気の「聴き手フレンドリー」なプレゼンテーションを目指す。
話し始めたら、意識するのは自分の次の言葉やスライドではなく、聴き手の反応。
心からそう思えれば、プレゼンテーションのレベルはぐっとあがります。
相手が聴きたいのは、流ちょうな話ではなく、自分の役に立つこと。
言い間違えたら言い直せばいいし。
飛ばしてしまったら戻ればいいのです。
私はプレゼンテーションが苦手ではありません。
それでも、相当緊張するし、できる限りの準備はして臨みます。
準備はするけれど、準備したとおりに話すことには固執しません。
聴き手にとって不要なんだと察知したら、用意してきた1行削る勇気。
聴き手が思いのほか興味がありそうだと感じたら、一言加える柔軟性。
大切なのは、目の前にいる相手に対する想像力と配慮。
さ。月曜日!
相手の顔の見えない無観客状態のオンライン研修、2日間コースが始まります。
いつもより想像力を働かせ、配慮して。
1人で暴走しないように気を付けます。