2017年11月09日

遠慮と配慮


遠慮と配慮は違うと思う。

遠慮は自分のためのブレーキ。
「こんなこと言ったらあつかましいと思われないか」
「断られたらどうしよう」
自分中心目線。

配慮は相手の状況に本気で興味と関心を示す心配り。
「どんな言葉を使えばぴんとくるだろうか」
「相手にとっての判断材料を十分に渡せているか」
本気の相手目線。

遠慮のかたまりが、パッシブ(受身的過ぎる)な人の特徴。

例えば、メール。
「もしよろしければ、お手すきのときに、〇〇していただければ幸いかと存じます」

額面通りに受け取って、
「よろしくはないし、今は手すきではないし、幸いかと存じますってことは、MUSTではないのかしら」と、手が空いたときに対応しようと、ペンディングトレイへ。

でも、実際は、至急して欲しいことだったりします。

翌日に、「あの件、どうなっています?」と催促メール。
頼まれた側は、「うわぁ。明日手が空いたらじっくりやろうと思っていたのに。至急なら予定変更しなければ」と大混乱。

遠慮したつもりが、却って迷惑かけてしまう。

配慮あるメールはこんな感じ?

「●●のために、〇〇が必要です。お忙しい中恐縮ですが、〇月△日までに対応して頂けないでしょうか。無理な場合は、お手数ですが、ご連絡頂けますようお願いいたします」

何のために(WHY)、何を(WHAT)、いつまでに(WHEN)したらよいのか、明確。
きちんと、ビジネスマナーのクッション言葉も入り、押しつけにはならないよう、NOの余地も与えています。

遠慮はないけど、配慮があるので、頼まれた側は動きやすい。
相手が動きやすいってことは、自分にとっては、うれしいリプライがタイムリーにもらえる可能性高しということでもあります。
これぞ、アサーティブ(相互尊重&積極的)だと思う。

〇〇して頂ければ幸いです、は、もちろんいけない言い方ではありませんが、あくまでも、MUST(必須)ではなく、NICE TO DO(選択の余地あり)の時のお願いごと。

「忘年会、ご都合つけば、ご参加頂ければ幸いです」はあり。参加はMUSTじゃないから。

でも、「よろしければ、住民税を〇月△日までにお納め頂ければ幸いです」はなし。
納めなかったら追徴金発生しちゃうもの。

下手な遠慮は、相手に迷惑がかかります。
正しい配慮は、相手も受け止めやすく、結果、自分の仕事もスムーズに進みます。

配慮のある人でいたいなぁ。



posted by Ayumi at 14:26| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月16日

潮目


潮目。
辞書で調べてみました。

海水の流れが収束しているところ。
潮の流れがぶつかりあうところ。
潮の流れの境目。

自然界の話。

潮目が変わる。

となると、世の中の話。

情勢が変化すること。
これまでの流れが(逆方向気味に)変わること。

潮目はしばしば、そして、突然に変わります。

スポーツの勝負、世の中のトレンド、ビジネスの浮き沈み、政治の動向などなど。
あらゆる場面で。

「え、え、えー?」と思うこともあれば、「わーい!」と思うことも。

いろいろなケースを振り返ると、むりやりだったり、あまりに、戦略的にひねり過ぎると、却ってうまくいっていない気がします。

強引に逆流させようと無理しない。
一方で、周りの動きに鈍感でもいたくない。

準備は怠らずに、大きな流れや動きには、躊躇せずに思い切って身をゆだねる。

そんな感じ、かな。

いい流れに乗れるかどうかは、必ずしも自分の成果だけではないけれど、よろしくない流れに陥いるのは、やはり、何かしら自ら引き起こした結果。

本日の研修。
準備は万端整えました!が、進行は、受講者の方々の反応に合わせようっと。






posted by Ayumi at 08:26| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月09日

境界線


早朝の六本木駅には不思議な光景が映し出されます。

大江戸線のホームから改札口に向かうながーいエスカレーター。
上っていく乗客にとっては、午前7時は朝の始まり。
一方で、下っていく乗客にとっては、午前7時は夜の終わり。
昨日と今日の境界線。

境界線。
ほんの少しの差だけど、意味合いが大きく違います。

プレゼンテーションの場面。
「あがり症です」「緊張します」と多くの方から相談を受けますが、その2つは似てるようでいて、実は違うと思う。

立場や専門性の異なる人に自分のメッセージを伝えるのは、簡単なことではありません。
緊張しないで臨むのは、むしろ、失礼。
ただし、舞い上がることはありません。

思った通りに話せない、実力が見せられないと、自分目線になると、ひと言忘れたり、間違えただけで、舞い上がります。
一方で、目の前の相手に本気で関心示して集中して、無駄な時間を提供しないように、何かしら役立つことが渡せるようにと、相手目線で準備して臨めば、緊張感はあっても、あがりはしません。

境界線。
微妙な差ですが、結果は大きく異なります。

遠慮が過ぎて主張すべき時にできないケース。よく見かけます。
遠慮と配慮の違いは大きいと、思っています。

遠慮は、時に、自分のため。
こんなこと言ったら嫌われるかな、こんなこと言ったら下らないと思われるかな、と、理由が自分目線。

配慮は、目の前の相手のため。
どんな言葉を使えば分かりやすいか、どのような情報を提供すれば動きやすいか、と、ねらいが相手目線。

遠慮は時にものごとを混乱させ、配慮はものごとをスムーズにすすめるための気遣いだと思います。

境界線。
同じように見えても。視点の僅差が結果に大きな差につながります。

境界線のどちら側に立つかは、自分で選びたい。
バランス崩して、自分の思いと反対側に立たないように気を付けよう。











posted by Ayumi at 22:33| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする