2018年04月15日

慇懃無礼


3月末から新卒新入社員向け研修が続いています。

「社会人」「組織の一員」「会社の代表」。
4月1日付けで与えられた3つの肩書きにふさわしい、知識と技術と意識を学びます。

皆さんが特に苦戦する分野は、言葉づかい。
敬語は本来、小学校か中学校で学んできたはずだけれど、かなり乱れています。
苦手意識も強いので、なんだか、やけに丁寧になり過ぎたり、余計な言葉を足し過ぎたり。

尊敬語と謙譲語と丁寧語。
その使い分けも混乱。
身内のことを尊敬語で話したり、こちらに対して謙譲語で話しかけたり。

でも、これって、新卒新入社員に限ったことでもありません。
かなりな大人も、
「現場のスタッフの方々がおっしゃるには」「課長がいらしゃるので」
なんて言ってる。
それも、相当、頻繁に。
こちらはどう応えてよいか戸惑います。

丁寧に、礼儀正しく話すことは大切ですが、それに、振り回されていてもいけません。
敬語をあやつることで精いっぱいで、心がこもっていないと感じることもよくあります。

電話応対練習のひとコマ。
私: 「グローバリンクの大串と申します」
新人:「いつも大変お世話になっております」ーいい調子!
私: 「こちらこそ大変お世話になっております。〇〇課の〇〇様いらっしゃいますか」
新人:「〇〇課の〇〇でございますね」ーその調子!
私: 「はい」
新人:「少々お待ちくださいませ」−いいぞ!
   「あ、失礼ですがどちらさまでしょうか」−あちゃー!名乗ったよね、さっき。

でも、これも、かなりな大人にもあり得る光景。
基本的な対応はできているんだけれど、マニュアルに則っているだけで、実際、中身に興味がないので聞き取れていない。
がっかりする瞬間。

新入社員の方々には、マナーは大事だけれど目的ではないこと、相手に対する敬う気持ちの表現であり、相手に興味・関心を示しているという意思表示のツールであること、しっかりお伝えしているつもりです。

大事なのは気持ち。

慇懃無礼。
丁寧で礼儀正しいけど、却って、無礼なさま。
これが一番いけないことだと思う。

自分も気を付けよう。




posted by Ayumi at 15:58| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月26日

相手目線


3月も最終週。
新卒新入社員研修がスタートします。

毎年、受講者の顔ぶれは異なりますが、研修提供者の私にとっても、1年に1度基本に立ち返ることのできる、貴重な機会です。

3月前半には、研修に登壇する講師全員一堂に会して、打ち合わせ、勉強会を何度も、そして、綿密に実施。
この段階ですでに多くの学びあり。

何となくそれぞれが自分流に変化させていた進行や、数年前には適切だと思っていた言い回しが「いま、それじゃないね」といった錆びつきがあったことに気づきました。

定期的な振り返り、見直しって大切だなぁと痛感。

研修の冒頭で確認する、「学生と社会人の違い」。

言葉遣いから、人間関係、時間管理、責任の大きさまで、さまざまな項目について、学生のときの現状と照らし合わせて、これから先、社会人としてはどうすることが期待されているのか、どうしていきたいのか、話し合います。

いくつものキーワードがありますが、大きな違いの1つは、自分目線だけでよかった学生と、自分目線はもちろん大切にしながらも、相手目線に配慮を寄せる社会人、ということだと思います。

服装。
「今日はこんな気分」で選んでよかった3月までから、「誰に何のためにどういう立場で会うのか」を考慮する4月以降。

言葉遣い。
「マイブーム」で省略したり短縮したりで通じていた友達相手の言葉から、「相手を尊重する」道具としても使いこなしたい仕事の会話力。

自分自身の個性を発揮することと相手に対する配慮を、両立させる。
なかなか難しいことです。

新入社員より経験を積んでいる社会人の先輩たちこそ、お手本示さなければね。






posted by Ayumi at 08:14| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月22日

成果発表会


月に1度、1年間の継続トレーニングを、17年連続。
古巣、ヒューレット・パッカード社のシードセンターにて提供しています。

HP社のホームページからーーーーーーーーーーーーーー

シードセンターは、障がいを持つ人が、さまざまな実務を経験しながら技術・能力、就業意識を高めていくことのできる、人材育成志向の職場。
自らの可能性の芽を大きく開かせたいと願うシード(SEED=種)社員のスキルアップをサポート。

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2001年の設立当初からの継続クライアント。
数ある仕事の中でも、特に、気持ちと力が入り、携わっていることに誇りを感じる1つ。

毎期、3月には1年間の成果発表会が開催されます。
今年も17期社員の方々の成果発表の評価者として参加。

すばらしい成果に心からの拍手。

彼らのPCスキルは、私など、到底、足元にも及ばないような高レベル。
プレゼンテーションのスキルも、全体の構成、シナリオ、そして、デリバリースキルも、かなりな高水準。

すごいなぁ。

去年の4月には、声も小さく、プレゼンテーションなんてしたこともなく、アイコンタクトなんてとんでもない、という状態だったのに。

基本を学んで、正しい場数を踏んで、自分が納得できる自信がつくと、人はこんなに成長するんですね。

うれしいなぁ。

「シードセンターに入る前は得意なことなど1つもなく、自信もなかったのに、1年間、いろいろなことにチャレンジした結果、自分にもできることがあることが分かって、好きなことが見つかって、自信がついた」

すばらしいメッセージ。

トレーニングって大切だと感じられる1日。
講師の仕事ってしあわせな仕事だなぁと思える1日。

4月からはまた新たなメンバーが入ってきます。
新たな1年のスタートに、先生(笑)もしっかり準備して臨みますよー!




posted by Ayumi at 00:21| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする